あなたが前回の記事を読んで、AIを使って退職届を作成し、会社に提出したとします。
しかし、すべての企業があっさりと退職を認めてくれるとは限りません。
- 「人手不足だから辞めさせない」
- 「退職証明書は出さない」
- 「退職届は受け取っていないことにする」
……ここまで来ると、もはや話し合いでは解決しません。
でも安心してください。
退職届を無視された時点で、あなたは次の“合法的な一手”を打つことができます。
それが 労働基準監督署(労基署)への「申告」 です。
しかも、申告書の作成は AIに任せれば1分で完成します。
この記事では、
- 会社の行為がどこで違法になるのか
- 労基署が動きやすいポイント
- AIに申告書を書かせるためのプロンプト
- 完成イメージ
- 労基署に行く前の準備
を、前回の「退職届AI作成編」の続編としてわかりやすく解説します。
退職届を無視されたら、次は「労基署」が舞台
退職届を無視する会社は、ほぼ例外なく次の2つの違法行為をしています。
① 退職拒否(民法627条)
民法では、期間の定めのない雇用契約は退職の申し入れから2週間で自動的に終了と定められています。
つまり、会社に「辞めるのを拒否する権利」はありません。
② 退職証明書の不交付(労基法22条)
労働基準法22条1項では、労働者が請求した場合、会社は遅滞なく退職証明書を交付しなければならないと明記されています。
拒否した場合は 労基法違反(罰則あり) です。
労基署が最も動きやすいのは「退職証明書の不交付」
労基署は民事不介入のため、「退職を認めない」という民法の問題だけでは動きづらいことがあります。
しかし、退職証明書を出さない=労基法違反
これは行政指導の対象であり、労基署が最も動きやすいポイントです。
だからこそ、申告書では「退職証明書を出さない」という違法行為を中心に書くことが重要です。
AIに書かせる!労基署申告書のプロンプト(コピペOK)
以下をAIに貼り付け、[ ] の部分だけあなたの情報に書き換えればOKです。
コード
あなたは労働問題に詳しい専門家です。以下の状況に基づき、
労働基準監督署長に提出する「労働基準法違反に関する申告書(労基法104条)」を作成してください。
# 状況
・申告人(私):[氏名]、住所:[住所]、電話:[電話番号]
・被申告人(会社):[会社名]、代表者:[代表者名]、住所:[会社住所]、電話:[会社電話]
・退職希望日:2026年[月][日]
・退職届および退職証明書請求書の送付日(会社受領日):2026年[月][日](内容証明郵便)
・会社の対応:「人手不足」を理由に退職を認めず、退職証明書の発行も拒否している。
# 作成条件
1. 労基法22条1項に基づく退職証明書の不交付という違反事実を、時系列で客観的に記載する。
2. 労基署に対し、会社への行政指導(是正勧告)を求める要望を明記する。
3. 役所に提出できるビジネス文書として整える。
AIが作る申告書の完成イメージ(そのまま提出可)
AIは以下のような、役所に提出できるレベルの文書を一瞬で作成します。
労働基準法違反に関する申告書
2026年〇月〇日
〇〇労働基準監督署長 殿
【申告人】
氏名:〇〇〇〇
住所:〇〇県〇〇市〇〇
電話番号:〇〇〇-〇〇〇-〇〇〇〇
【被申告人】
会社名:株式会社〇〇
代表者:代表取締役 〇〇〇〇
所在地:〇〇県〇〇市〇〇
電話番号:〇〇〇-〇〇〇-〇〇〇〇
労働基準法第104条第1項に基づき、下記のとおり申告いたします。
1.申告の理由(違反の事実)
申告人は、2026年〇月〇日付で退職する旨の退職届および労働基準法第22条第1項に基づく退職証明書の交付請求書を、同年〇月〇日に内容証明郵便にて被申告人へ送付し、会社側が受領しております。
しかしながら、被申告人は「人手不足」を理由として退職を認めず、退職証明書の交付についても拒否しております。
これは労働基準法第22条第1項に明確に違反する行為です。
2.これまでの経緯
2026年〇月〇日:退職届および退職証明書請求書を送付(会社側が受領)。
2026年〇月〇日:会社より「後任が決まるまで退職は認めない」「退職証明書は発行できない」との連絡。
2026年〇月〇日:再度、法令に基づき退職証明書の交付を求めたが拒否された。
3.要望事項
被申告人の行為は労働基準法第22条第1項に違反しており、労働者の権利を著しく侵害するものです。
つきましては、貴署より被申告人に対し、速やかに退職証明書を交付するよう行政指導(是正勧告)を行っていただきたく、強く要望いたします。
以上
労基署に行く前のチェックリスト
- 退職届・退職証明書請求書の控え
- 内容証明郵便の受領証・配達証明
- 会社からの拒否連絡(メール・LINE・録音など)
- AIで作成した申告書(印刷して署名)
まとめ:退職届を無視されても、あなたには次の一手がある
退職届を無視されても、あなたに問題ありません。
会社が法律を破っている だけです。
そして今は、AIを使えば専門家レベルの申告書を1分で作れる時代です。
あなたは証拠を揃えて労基署へ行くだけ。
法律もテクノロジーも、確実にあなたの味方です。

